「事業用自動車安全通信」第３４０号（Ｈ28．3．4）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝６件（２月２６日〜３月３日分）
（１）乗合バスの車内事故
（２）法人タクシーの転覆事故
（３）法人タクシーの衝突事故
（４）トラックの衝突事故①
（５）トラックの衝突事故②
（６）トラックの衝突事故③

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【１．重大事故等情報＝６件】（２月２６日〜３月３日分）

（１）乗合バスの車内事故
３月１日（月）午後５時４０分頃、神奈川県の市道において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客３４名を乗せて運行中、前方の車両が急ブレーキを踏んだため、衝突を避けようとブレーキを踏んだところ、体勢を崩した乗客が他の乗客１名にぶつかったことにより、つり革を握っていた右腕の上腕部を骨折する重傷を負った。

（２）法人タクシーの転覆事故
２月２９日（月）午後１１時３０分頃、大阪府の国道において、府内に営業所を置く法人タクシーが空車で運行中、側道から本線に向け合流しようとしたところ、分離帯に接触し転覆した。
この事故による負傷者はなし。
事故は、タクシーが本線への合流のため加速し、慌ててハンドルを右に操作したことから右側の分離帯に接触した模様。

（３）法人タクシーの衝突事故
３月２日（水）午前１１月４３分頃、茨城県の県道交差点において、同県に営業所を置く法人タクシーが乗客１名を乗せて運行中、右方向から進入してきたワゴン車が、タクシーの右側面に衝突した。
この事故により、タクシーの運転者が死亡、乗客が重傷を負い、ワゴン車の運転者が軽傷を負った。
事故は、信号機のある交差点において、ワゴン車が赤信号を無視して交差点に進入した模様。

（４）トラックの衝突事故①
２月２９日（月）午前６時１５分頃、埼玉県の国道において、東京都に営業所を置くトラック（ダンプ車）が運行中、側道から国道に合流しようとした際、軽自動車に追突し、このはずみで玉突き衝突となり、合計９台の関係する多重事故となった。
この事故により、２名が重傷を負い、１１名が軽傷を負った。

（５）トラックの衝突事故②
２月２９日（月）午前７時５５分頃、北海道の市道交差点において、道内に営業所を置くトラック（タンク車）が運行中、赤信号で停止していた別のトラック（タンク車）に追突し、双方の車両から積載していた灯油が流出した。
この事故により、追突したタンク車の運転者が軽傷を負った。
事故当時、現場は暴風雪により著しく視界が悪いホワイトアウトの状態であったとのこと。

（６）トラックの衝突事故③
３月１日（火）午後２時１５分頃、静岡県の市道において、同県に営業所を置くトラック（タンク車）が運行中、信号待ちをしていた車列に衝突し、乗用車など１３台が関係する事故となった。
この事故により、１８名が軽傷を負った。
トラックの運転者は、事故現場の下り坂で停止しようとブレーキを踏んだがペダルが踏めなかったと話しており、停止していた車列の中央を進んだ模様。
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　上記６件の死傷者数計：死亡１名、重傷４名、軽傷３１名（速報値）
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