「事業用自動車安全通信」第339号(H28.2.26)

事業用自動車安全通信」第339号(H28.2.26)

=目 次=
1. 重大事故等情報=3件(2月19日〜2月25日分)
(1)乗合バスの死傷事故
(2)貸切バスの火災事故
(3)個人タクシーの転落事故

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【1. 重大事故等情報=3件】(2月19日〜2月25日分)

(1)乗合バスの死傷事故
2月25日(木)午前8時12分頃、京都府府道において、府内に営業所を置く乗合バスが乗客約30名を乗せて運行中、バスの右側を走行していた原動機付自転車(原付)が転倒したことから原付の運転者がバス側に倒れ込み、バスの後輪で礫下された。
この事故により、原付の運転者が死亡した。
バスの乗客及び乗員に負傷者はなし。
事故は、片側2車線の道路において、バスが左側の車線を走行中、前方の交差点で対向車線の救急車がUターンを開始したため、バス及び周囲の車両が減速していたところ、原付は他の車両と接触することなく、自ら転倒した模様。

(2)貸切バスの火災事故
2月20日(土)午後2時54分頃 熊本県の高速道路において、佐賀県に営業所を置く貸切バスが乗客33名を乗せて運行中、後部エンジンルーム付近から出火した。
この事故による負傷者はなし。(乗客及び乗務員2名は全員避難した。)
運転者はバスを停止させた後、乗客全員を避難させ、車載の消火器及びトンネル内に配置された消火器を使用し消火活動を行い鎮火した模様。
バスは平成13年式で、火災の原因については調査中。

(3)個人タクシーの転落事故
2月22日(月)午前4時50分頃、鹿児島県の県道において、同県に営業所を置く個人タクシーが空車で運行中、道路左側5メートル下の山中に転落した。
この事故により、タクシーの運転者が軽傷を負った。
事故は、片側1車線の下り坂の右カーブにおいて、タクシーが前車に続き時速40kmで走行していたところ、急にアクセルが吹きあがり加速したことから、運転者はブレーキを踏んだが減速できず、追突を避けようと追い越ししたところ、ガードレールが途切れていた場所から路外に逸脱し転落した模様。
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 上記3件の死傷者数計:死亡1名、重傷0名、軽傷1名(速報値)
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