「事業用自動車安全通信」第２５４号（Ｈ26．6．27）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝６件（６月２０日〜６月２６日分）
（１）乗合バスが降車客の腕を礫過した事故
（２）貸切バスと軽自動車の衝突事故
（３）貸切バス同士の追突事故
（４）タクシーが健康起因により建物に衝突した事故
（５）トラックの酒気帯び運転
（６）自家用有償旅客運送者の酒気帯び運転

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【１．重大事故等情報＝６件】（６月２０日〜６月２６日分）
（１）乗合バスが降車客の腕を礫過した事故
６月２４日（火）午後６時２９分頃、神奈川県に営業所を置く乗合バスが乗客２３人
を乗せ運行中、同県内のバス停で、後部扉より乗客２０人を降車させ、発車したとこ
ろ、降車した乗客（男性）の右腕を礫過した。
男性は携帯電話を車体下部へ落としてしまい、右腕で拾おうとしていた模様。

（２）貸切バスと軽自動車の衝突事故
６月２４日（火）午前７時頃、青森県内の交差点において、同県に営業所を置く貸切
バスが乗客３名を乗せ運行中、軽自動車と衝突した。
この事故により軽自動車の運転者が死亡、バスの乗客１名が肩を打撲する軽傷を負っ
た。
軽自動車は貸切バスから見て左から交差点に進入し、バスと衝突。
現場は信号及び停止表示は無く、軽自動車側が優先道路であった模様。

（３）貸切バス同士の追突事故
６月２４日（火）午後４時３０分頃、静岡県内の国道の交差点において、同県に営業
所を置く貸切バス①が乗客を乗せて運行中、当該貸切バス①が当該交差点で右折をし
ようとしていたところ、対向車をみとめ停車したため、直後を運行していた同事業者
の貸切バス②が右折するつもりで交差点に進入しようとしたため貸切バス①に追突し
た。
この事故により乗客３６名が軽傷を負った。
双方の貸切バスには合わせて約９０名が乗車していた模様。

（４）タクシーが健康起因により建物に衝突した事故
６月２１日（土）午後５時５７分頃、福島県内の市道において、空車で運行していた
タクシーの運転者が運転中に意識を失い、右カーブを直進し、住宅の階段に衝突し
た。
これにより当該運転者は死亡した。
原因については心疾患の疑いがある模様。

（５）トラックの酒気帯び運転
６月２３日（月）午前８時２０分頃、広島県内の国道において、島根県に営業所を置
くトラックが走行中、運転操作を誤り左路肩の電柱に衝突した。
現場検証に訪れた警察官が当該トラックの運転者から酒の臭いがする事に気づき飲酒
検査を行ったところ、酒気を帯びていることが確認され、酒気帯び運転で逮捕され
た。

（６）自家用有償旅客運送者の酒気帯び運転
６月２５日（水）午前１１時頃、北海道内の市道にて、道内に営業所を置く自家用有
償旅客運送者の車両が、他の車両の後写鏡と接触し、そのまま現場を離れた。その
後、乗客を乗せて運行中、警察に車両を止められ、酒気帯び運転で逮捕された。

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