「事業用自動車安全通信」第207号(H25.7.26)

事業用自動車安全通信」第207号(H25.7.26)

=目 次=
1.重大事故等情報=7件(7月19日〜7月25日分)
(1)乗合バスとオートバイが衝突した事故
(2)乗合バスの車内事故
(3)貸切バスの運転者が健康起因により死亡
(4)タクシーと対向車が衝突した事故
(5)個人タクシーの車両火災
(6)タクシーの乗客が車内から転落した事故
(7)トラック運転者が酒気帯び運転した事故

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【1.重大事故等情報=7件】(7月19日〜7月25日分)

(1)乗合バスとオートバイが衝突した事故
7月20日(土)午前8時20分頃、神奈川県において、東京都に営業所を置く高速
乗合バスが空車で走行中、対向車線からセンターラインを超えて走行してきたオート
バイと衝突した。
この事故により、当該オートバイの運転者が死亡した。
事故現場は、片側1車線の右カーブで、事故当時、当該オートバイが何らかの理由に
よりセンターラインを超えてきた模様。

(2)乗合バスの車内事故
7月22日(月)午前8時頃、北海道において、道内に営業所を置く乗合バスが乗客
7名を乗せて運行中、乗客1名(女性、88歳)が転倒した。
この事故により、当該乗客が肩及び腰の骨を折る重傷を負った。
事故当時、当該乗合バスの運転者は、停留所において乗車客の取扱い後、発車する際
に、当該乗客が座席に着席するのを確認せずに発車した模様。

(3)貸切バスの運転者が健康起因により死亡
7月23日(火)午前5時15分頃、静岡県において、同県に営業所を置く貸切バス
が乗客1名を乗せて運行中、当該貸切バスの運転者(男性、57歳)が意識を失い死
亡した。
当時、当該貸切バスが乗車扱いのため停車中に添乗員が当該運転者へ声を掛けたとこ
ろ、意識がなくいびきをかいている状態であったため救急車を呼び搬送したが、救急
搬送時にはすでに心肺停止の状態だった模様。

(4)タクシーと対向車が衝突した事故
7月19日(金)午後10時40分頃、宮城県において、同県に営業所を置くタク
シーが乗客1名を乗せて運行中、対向車と衝突した。
この事故により、当該タクシーの乗客は死亡、当該タクシーの運転者は右肩・鎖骨の
骨折で重傷、当該対向車の運転者は軽傷を負った。
事故当時、当該タクシーは交差点の中央線付近で一旦停車してから右折したが、当該
対向車が猛スピードで走行してきたことから避けきれずタクシー側面に衝突した模
様。
なお、当該乗客は飲酒し酔っており後部座席で横になっていたことからシートベルト
はしていなかった模様。

(5)個人タクシーの車両火災
7月20日(土)午前5時30分頃、神奈川県において、東京都の個人タクシーが空
車で走行中、左後輪から出火し、左後部ドア、車内リアシート及び民家の壁が燃え
た。
この火災による負傷者はない。
事故現場は、住宅街の細い道で、事故当時、当該個人タクシーは対向車が来たため
に、車両を後退させたところ、道路脇の溝に左後輪が填まってしまい、脱出するため
に、アクセルを踏んだところ空転したため、タイヤから出火した模様。

(6)タクシーの乗客が車内から転落した事故
7月21日(日)午前0時45分頃、神奈川県において、同県に営業所を置くタク
シーが乗客4名を乗せて運行中、助手席の後方に泥酔して乗車していた乗客が、走行
中に施錠装置を解除し乗降扉を開けたため転落した。
この事故により、当該乗客が脳挫傷の重傷を負った。
事故当時、乗車時にシートベルトの着用は案内していたものの、助手席以外の乗客
(後席3名)はシートベルトの着用をしていなかった模様。

(7)トラック運転者が酒気帯び運転した事故
7月23日(火)午後3時50分頃、福岡県において、京都府に営業所を置くトラッ
クが店舗駐車場から出発して左折する際に、停車中のトラックに衝突した。
この事故による負傷者はいない。
事故当時、当該トラックの運転者は道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで警察に
現行犯逮捕された模様。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇