「事業用自動車安全通信」第２０６号(Ｈ25．7．19)

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝８件（７月１２日〜７月１８日分）
（１）乗合バスの車内事故１
（２）乗合バスの車内事故２
（３）乗合バスが歩行者を巻き込んだ事故
（４）貸切バスが車いすと接触した事故
（５）タクシーが自転車を撥ねた事故
（６）トラックの多重衝突事故
（７）トラックがオートバイと衝突した事故
（８）トラックが軽乗用車に追突した事故

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【１．重大事故等情報＝８件】（７月１２日〜７月１８日分）

（１）乗合バスの車内事故１
７月１２日（金）午前１０時５０分頃、東京都において、都内に営業所を置く乗合バ
スが乗客１名を乗せて運行中、当該乗客（女性、８０歳）が転倒した。
この事故により、当該乗客が左大腿骨骨折の重傷を負った。
事故当時、当該乗合バスがバス停に停車するためブレーキを掛けたところ、優先席に
座っていた当該乗客が停車する直前に立ち上がったためバランスを崩し転倒した模
様。

（２）乗合バスの車内事故２
７月１６日（火）午後３時２０分頃、静岡県において、同県に営業所を置く乗合バス
がバス停で３名を乗車扱い後、乗降扉を閉めたところ、乗降扉が当該バス停で乗車し
た乗客１名（女性、４１歳）の体と当たり、このはずみで当該乗客が車内へ転倒し
た。
この事故により、当該乗客が右足首骨折の重傷を負った。
事故当時、当該乗客が車内中央にある乗降扉から乗車した際、運転者が当該乗客に気
が付かず乗降扉を閉めたところ、乗降扉が当たった模様。

（３）乗合バスが歩行者を巻き込んだ事故
７月１８日（木）午前１１時５分頃、北海道において、道内に営業所を置く乗合バス
が回送運行中、交差点を左折する際に歩行者を巻き込んだ。
この事故により、当該歩行者が死亡した。
事故当時、当該乗合バスは、交差点で一時停止し、当該歩行者が横断歩道を当該乗合
バスから見て、右から左に渡りきったため、当該乗合バスを発進させたが、何らかの
理由で当該歩行者が車道側に倒れ込み、後輪左のダブルタイヤで巻き込んだ模様。

（４）貸切バスが車いすと接触した事故
７月１７日（水）午後０時頃、静岡県において、同県に営業所を置く貸切バスが空車
で走行中、車いすと接触した。
この事故により、当該車いすが転倒し、当該車いす利用者が頭を強く打ち死亡した。
事故当時、当該貸切バスは赤信号で停止し、信号が青に変わり当該交差点を左折する
ため発車したところ、当該貸切バスから見て、右側にいた当該車いすと接触した模
様。

（５）タクシーが自転車を撥ねた事故
７月１１日（木）午前１０時５５分頃、東京都において、都内に営業所を置くタク
シーが乗客２名を乗せて運行中、自転車を撥ねた。
この事故により、当該自転車乗りが死亡、当該タクシーの運転者及び乗客に怪我はな
かった。
事故当時、当該自転車が横断歩道の手前１０メートルほど離れた道路を当該タクシー
から見て左から右に横断していた模様。

（６）トラックの多重衝突事故
７月１１日（木）午後１１時３０分頃、山梨県の高速道路において、トラック①が走
行中、道路脇のガードレールに衝突し車線をふさいだ状態でとまり、そこに後続のト
ラック②、トラック③の２台が相次いで衝突した。
この事故により、トラック②の運転者が死亡した。
事故現場は、登坂車線も含めて片側３車線の緩やかな右カーブで、事故当時、トラッ
ク①は登坂車線を走行中、何らかの原因でガードレールに衝突した模様。

（７）トラックがオートバイと衝突した事故
７月１６日（火）午前０時頃、三重県において、北海道に営業所を置くトラックが
オートバイと衝突した。
この事故により、当該オートバイの運転者及び乗員の２名が死亡、当該トラックの運
転者に怪我はなかった。
事故当時、当該オートバイは当該トラックの下敷きとなり、２００ｍ引きずられ炎上
した模様。

（８）トラックが軽乗用車に追突した事故
７月１７日（水）午前３時５５分頃、滋賀県の高速道路において、大阪府に営業所を
置くトラックが走行中、軽乗用車に追突し、その弾みで当該軽乗用車が前を走行して
いた乗用車に追突し、当該トラックと当該軽乗用車が炎上した。
この事故により、当該軽乗用車の乗員２名が死亡、当該乗用車の運転者が顔の骨を折
る重傷、当該トラックの運転者が軽傷を負った。
事故現場は、片側２車線の見通しのよい直線道路で、事故原因については、調査中。

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