「事業用自動車安全通信」第１８４号(Ｈ25．2．15)

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝８件（２月８日〜２月１４日分）
（１）乗合バスの車内事故１
（２）乗合バスとオートバイが衝突した事故
（３）乗合バスの車内事故２
（４）乗合バスと路面電車が接触した事故
（５）タクシーが横転した事故１
（６）タクシーが歩行者を撥ねた事故
（７）タクシーが横転した事故２
（８）トラックと電車が衝突した事故

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【１．重大事故等情報＝８件】（２月８日〜２月１４日分）
（１）乗合バスの車内事故１
１月３０日（水）午前１１時頃、兵庫県において、同県に営業所を置く乗合バスが停
留所で乗降扱い中、乗客（女性、６８歳）が転倒した。
この事故により、当該乗客が腰椎圧迫骨折の重傷を負った。
事故当時、当該乗合バスの運転者は降車客が途切れたものと思い、出口側中扉を閉め
たところ、降車しようとしていた当該乗客は扉が閉まってきたことに驚き、上半身が
バスの車外路上、下半身はバスの車内に残る形で前のめりに転倒した模様。

（２）乗合バスとオートバイが衝突した事故
２月７日（木）午後６時３０分頃、兵庫県において、同県に営業所を置く乗合バスが
乗客７名を乗せて運行中、オートバイと衝突した。
この事故により、当該オートバイの運転者が死亡した。
事故当時、当該乗合バスが交差点を右折する際、信号が赤信号になり、対向する車両
が停止したことを確認し右折を始めたところ、対向の停止車両を追い越して当該交差
点に進入してきた当該オートバイが転倒し、当該乗合バスの左前輪に衝突した模様。

（３）乗合バスの車内事故２
２月９日（土）午前８時４５分頃、東京都において、都内に営業所を置く乗合バスが
乗客９名を乗せて運行中、乗客（女性、８４歳）が転倒した。
この事故により、当該乗客が腰椎圧迫骨折の重傷を負った。
事故当時、停留所から当該乗客が乗車し座席に着席しようとしていたところ、当該乗
合バスの運転者はミラーで確認を行った際、当該乗客が手すりにつかまっていたた
め、大丈夫だろうと判断し発車したところ転倒した模様。

（４）乗合バスと路面電車が接触した事故
２月１２日（火）午後５時４５分頃、長崎県において、同県に営業所を置く乗合バス
が乗客５名を乗せて運行中、路面電車と接触した。
この事故による負傷者はいない。
事故現場は、片側二車線で路面電車の軌道が平行して設置してある道路であり、当該
乗合バスが前方に停車中の車両を避けるため当該軌道に進入したところ、後方から運
行してきた当該路面電車と当該乗合バスの右後方部が接触した模様。

（５）タクシーが横転した事故１
２月５日（火）午前３時５０分頃、東京都において、都内の個人タクシーが空車で走
行中、横転した。
この事故による負傷者はいない。
事故当時、当該タクシーは何らかの理由によりハンドル操作を誤り、中央分離帯に乗
り上げ横転した模様。

（６）タクシーが歩行者を撥ねた事故
２月９日（土）午後９時２０分頃、千葉県において、同県に営業所を置くタクシーが
乗客１名を乗せて運行中、歩行者を撥ねた。
この事故により、当該歩行者が死亡した。
事故現場は、片側１車線の道路で、当該タクシーから見て右から左に横断してきた当
該歩行者を気付かず撥ねた模様。

（７）タクシーが横転した事故２
２月１３日（水）午後３時３０分頃、長崎県において、同県に営業所を置くタクシー
が乗客２名を乗せて運行中、横転した。
この事故により、当該乗客２名が軽傷を負った。
事故当時、当該タクシーは幅員が狭いつづら折りの道路を運行中、前方左側に停車し
ていた自動車を追い越そうとしたところ、当該自動車が突如動き出しため、衝突回避
のため右側にハンドルを切ったところ、道路右側端の土手に衝突し左に横転した模
様。

（８）トラックと電車が衝突した事故
２月１２日（火）午後３時５０分頃、兵庫県において、大阪府に営業所を置くトラッ
クが電車と衝突し、当該電車の１両目と２両目が脱線した。
この事故により、当該電車の運転士が重傷、当該電車の乗客１３名及び当該トラック
の運転者が軽傷を負った。
事故当時、当該トラックが踏切に進入したものの、前方が渋滞しており、完全に踏み
切り内から出る前に遮断機がおり、当該トラックのオーバーハング部分が電車と衝突
した模様。

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