セッキーの暴発


「セッキーの暴発」

ケメコは、しっかりと目を閉じていた。
ケメコは、セッキーを逃すまいと、しっかりとセッキーのからだにしがみついた。

セッキーの胸の鼓動が伝わって来る。
そして、ケメコのからだも、熱くなった。
太腿に、ちっぽけだけど硬いものが感じられる。
しかも、それは、まるで、心臓にも似て、ドクドクと息づき、ケメコに、やや、くすぐったい感じを伴った快感を呼び起こす。

ケメコは、丘の一番高みをめざしていた。
が、せっかくだったのに…。セッキーは、急に身を引き…。そして、甘い唇を離してしまった。
そして、甘い吐息が耳元でした。

「ごめん」
セッキーの声だった。

「どうしたの?」
ケメコは、身を離し、そっとセッキーに尋ねる。
セッキーの顔は、真っ赤に染まっていた。

「出ちゃった…」
情けなさそうな、セッキーの声が耳元を刺激する。