「事業用自動車安全通信」第483号(H30.12.14)

事業用自動車安全通信」第483号(H30.12.14)

=目 次=
1.重大事故等情報=9件(12月7日〜12月13日分)
(1)高速乗合バスの転落・横転事故
(2)乗合バスの衝突事故①
(3)乗合バスの衝突事故②
(4)乗合バスの車内事故①
(5)乗合バスの車内事故②
(6)法人タクシーの転落事故
(7)法人タクシーの路面電車との衝突事故
(8)大型タンク車の横転・危険物漏洩事故
(9)トラックの酒気帯び衝突事故

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
1.重大事故等情報=9件(12月7日〜12月13日分)
(1)高速乗合バスの転落・横転事故
12月10日(月)午前5時00分頃、北海道の国道において、道内に営業所を置く高
速乗合バスが乗客11名を乗せ運行中、対向の大型トラックとすれ違う際、路肩側
に寄って走行したところ、除雪により寄せられた雪にフロント左タイヤを取られ
道路左側(落差1m程度)に転落し横転した。
この事故による負傷者はなし。
現場は片側1車線の見通しの良い直線道路で、当時の天候は小雪で、路面は圧雪
状態であった模様。

(2)乗合バスの衝突事故①
12月10日(月)午後4時47分頃、埼玉県の県道において、同県に営業所を置く乗
合バスが乗客8名を乗せ運行中、対向車線の渋滞により停車している車両の間か
ら横断してきた自転車と接触した。
この事故により、自転車の運転者にケガはなかったが、当該バスの急制動で車内
の乗客が転倒し重傷を負った。

(3)乗合バスの衝突事故②
12月11日(火)午後6時10分頃、奈良県の県道において、同県に営業所を置く乗
合バスが乗客約40名を乗せ運行中、片側3車線の一番左側車線を走行していたと
ころ、右側車線を並走していてバスの直前に進路変更してきた乗用車と衝突した。
この事故により、バスの乗客が転倒するなどして12名が軽傷を負った。

(4)乗合バスの車内事故①
12月13日(木)午後0時10分頃、山口県の国道バス停において、同県に営業所を
置く乗合バスが乗客6名を乗せ運行中、当該バス停から乗車した乗客が着席する
前にバスが発進したため、乗客が車内の段差から転落し転倒した。
この事故により、転倒した乗客が重傷を負った。

(5)乗合バスの車内事故②
12月13日(木)午後4時56分頃、北海道の国道バス停において、道内に営業所を
置く乗合バスが乗客20名を乗せ運行中、乗降客扱い後に発進したところ、車内前
方で立っていた乗客が転倒した。
この事故により、転倒した乗客が重傷を負った。
乗客は手荷物を動かすために握り手から手を放していた模様。

(6)法人タクシーの転落事故
12月10日(月)午後3時00分頃、佐賀県の県道において、福岡県に営業所を置く
法人タクシーが乗客1名を乗せ運行中、道路右側のガードレールに衝突し、その
はずみで道路左側の堤防下に転落した。
この事故により、当該タクシーの乗客が軽傷を負った。

(7)法人タクシーの路面電車との衝突事故
12月12日(水)午後4時50分頃、熊本県の県道交差点において、同県に営業所を
置く法人タクシーが乗客1名を乗せ運行中、同方向に進行中の路面電車の通過を
待ち右折を開始したところ、反対方向から進行してきた路面電車と衝突した。
この事故により、当該タクシーの乗客が軽傷を負った。

(8)大型タンク車の横転・危険物漏洩事故
12月7日(金)午後2時20分頃、北海道の高速道路において、道内に営業所を置く
大型タンク車が運行中、前方の車両を追い越そうと片側2車線の左側車線から右
側車線に進路変更したところ、道路右側の側溝の段差でバランスを崩し横転した。
この事故による負傷者はなかったが、タンクが破損して積載していた灯油が漏洩
した。
事故当時の天候は雪で、路面は凍結していた模様。

(9)トラックの酒気帯び衝突事故
12月11日(火)午前10時30分頃、東京都の都道において、都内に営業所を置くト
ラックが運行中、信号待ちのため停車していた乗用車に衝突した。
この事故による負傷者はなし。
事故後の警察による調べにより、当該トラック運転者の呼気からアルコールが検
出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕された模様。

 ―――――――――――――――――――――――――――――――
  上記9件の死傷者数計:死亡0名、重傷3名、軽傷14名(速報値)
 ―――――――――――――――――――――――――――――――

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇