「事業用自動車安全通信」第３７１号（Ｈ28．10．7）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝１０件（９月３０日〜１０月６日分）
（１）乗合バスの火災事故①
（２）乗合バスの火災事故②
（３）貸切バスの車内事故
（４）法人タクシーの死傷事故①
（５）法人タクシーの酒気帯び事故
（６）法人タクシーの死傷事故②
（７）大型トラックの衝突事故①
（８）大型トラックの衝突事故②
（９）トラックの酒気帯び事故①
（１０）トラックの酒気帯び事故②

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【１．重大事故等情報＝１０件】（９月３０日〜１０月６日分）
（１）乗合バスの火災事故①
１０月６日（木）午後２時２０分頃、滋賀県の国道において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客１４名を乗せ運行中、車体左後部のマフラー付近より白煙が出たため、緊急停車して確認したところ、車両後部から出火していた。
火は運転者の消火器による消火及び、その後駆けつけた消防により消火した。
この事故による負傷者はなし。

（２）乗合バスの火災事故②
１０月６日（木）午後４時４０分頃、沖縄県の県道において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客４０名を乗せ運行中、車両後方から煙が出ていたため、停止して確認したところ、エンジンルームから出火していた。
火は、間もなく駆けつけた消防により消火した。
この事故による負傷者はなし。

（３）貸切バスの車内事故
９月３０日（金）午後１時５５分頃、愛知県の国道において、同県に営業所を置く貸切バスが乗客１５名を乗せ運行中、乗客を降車させた際、降車し終わる前に乗降口扉を閉めたため、扉が降車した乗客に当たり、その乗客が転倒した。
この事故により、転倒した乗客が重傷を負った。

（４）法人タクシーの死傷事故①
１０月１日（土）午前１時４７分頃、北海道の市道において、道内に営業所を置く法人タクシーが空車で運行中、道路中央に横たわっていた歩行者をひいた。
この事故により、歩行者が死亡した。

（５）法人タクシーの酒気帯び事故
１０月４日（火）午前７時５０分頃、青森県の市道において、同県に営業所を置く法人タクシーが空車で運行中、自転車と接触した。
この事故により、自転車の運転者が軽傷を負った。
警察による飲酒検査で、タクシーの運転者の呼気からアルコールが検出されたため、道路交通法違反（酒気帯び運転）の現行犯で逮捕された模様。

（６）法人タクシーの死傷事故②
１０月５日（水）午後３時１２分頃、神奈川県の市道において、同県に営業所を置く法人タクシーが乗客１名を乗せ運行中、道路横断していた自転車をはねた。
この事故により、自転車の運転者が死亡した。
法人タクシーのドライブレコーダーによると、自転車は道路左側を進行しており、後方を確認せずに道路を横切った模様。

（７）大型トラックの衝突事故①
１０月２日（日）午前２時０５分頃、愛知県の高速道路において、福岡県に営業所を置く大型トラックが運行中、路肩に停車していた高速乗合バスに追突した。
この事故により、車外に出ていたバスの運転者２名が死亡し、車内にいたバスの乗客２７名のうち４名とトラックの運転者の計５名が軽傷を負った。
バスは車両の故障で路肩に停車していた模様。

（８）大型トラックの衝突事故②
１０月５日（水）午前３時５５分頃、北海道の高速道路において、道内に営業所を置く大型トラックが運行中、対向車線を走行してきた別のトラックと衝突した。
この事故により、大型トラックの運転者と対向車線を走行していたトラックの運転者及び同乗者の計３名が死亡した。
事故は、大型トラックがセンターラインを越え対向車線に進入したことにより発生した模様。

（９）トラックの酒気帯び事故①
１０月５日（水）午前０時００分ごろ宮城県の国道において、栃木県に営業所を置くトラックが運行中、横断歩道を渡っていた自転車をはねた。
この事故により、自転車の運転者が重傷を負った。
警察による飲酒検査で、トラックの運転者の呼気からアルコールが検出されたため、道路交通法違反（酒気帯び運転）の現行犯で逮捕された模様。

（１０）トラックの酒気帯び事故②
１０月６日（木）午後１時１５分頃、神奈川県の工場敷地内において、千葉県に営業所を置くトラックが運行中、フェンスに接触する単独事故を起こした。
この事故による負傷者はなし。
警察による飲酒検査で、トラックの運転者の呼気からアルコールが検出されたため、道路交通法違反（酒気帯び運転）の現行犯で逮捕された模様。

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　上記１０件の死傷者数計：死亡７名、重傷２名、軽傷６名（速報値）
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