「事業用自動車安全通信」第３０６号（Ｈ27． 7．3）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝５件（６月２６日〜７月２日分）
（１）乗合バスの車内事故①
（２）乗合バスの車内事故②
（３）法人タクシーの衝突事故
（４）コンテナセミトレーラの転落火災事故
（５）トラックとマイクロバスの正面衝突事故

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【１．重大事故等情報＝５件】（６月２６日〜７月２日分）
（１）乗合バスの車内事故①
６月３０日（火）午後０時６分頃、広島県の市道において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客３名を乗せて運行中、乗客１名が重傷を負う車内事故が発生した。
事故は、バスが停留所に停車する直前において、当該乗客が座席から立ち上がったところ、バスの揺れにより転倒した模様。

（２）乗合バスの車内事故②
７月１日（水）午後１時４５分頃、沖縄県のバス営業所構内において、同県に営業所を置く乗合バスが運行中、乗客１名が重傷を負う車内事故が発生した。
事故は、バスが構内で後退して駐車しようとした際、ブレーキをかけたところ、乗客が転倒した模様。

（３）法人タクシーの衝突事故
７月１日（水）午前８時２５分頃、兵庫県の市道において、同県に営業所を置く法人タクシーが空車で運行中、自転車と衝突した。
この事故により、自転車に乗っていた者が死亡した。
事故は、一方通行の狭隘な道路において、停車していたタクシーの後方から他車が接近してきたため、タクシーは道路左側へ車両を寄せようと後退した際、車両後方から何かに接触したような音がしたので慌てて前進させたところ、運転操作を誤り歩道に乗り上げ、自転車と衝突したとのこと。
なお、当該タクシーの運転者は警察に逮捕された模様。

（４）コンテナセミトレーラの転落火災事故
６月２９日（月）午前３時０分頃、神奈川県の自動車専用道路において、兵庫県に営業所を置くコンテナセミトレーラが可燃物を積載して運行中、転落し炎上した。
この事故により、運転者が死亡した。
事故は、コンテナセミトレーラがガードレールを突き破り、約４０メートル崖下の県道に転落し炎上した模様。
事故現場は、山間部を走る片側１車線の追い越し禁止の道路で、コンテナセミトレーラが対向車線に出て前の車を追い越し、元の車線に戻った直後に転落したとのこと。

（５）トラックとマイクロバスの正面衝突事故
７月１日（水）午後１時３０分頃、滋賀県の県道において、大阪府に営業所を置くトラックが運行中、マイクロバス（自家用）と正面衝突した。
この事故により、トラックの運転者及びマイクロバスの運転者が重傷を負い、マイクロバスの乗客１４名が軽傷を負った。
事故は、トラックが片側１車線の見通しのよい緩やかな曲線路において、センターラインを越えて対向車線に進入し、マイクロバスと衝突した模様。

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