「事業用自動車安全通信」第２９９号（Ｈ27． 5．15）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝１０件（５月８日〜５月１５日分）
（１）乗合バスの車内事故①
（２）乗合バスの車内事故②
（３）貸切バスとダンプカーの正面衝事故
（４）法人タクシーの死傷事故①
（５）法人タクシーの死傷事故②
（６）個人タクシーの衝突横転事故
（７）法人タクシーの衝突事故
（８）個人タクシーの死傷事故
（９）トラックの正面衝突事故
（１０）トラックのひき逃げ死傷事故

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【１．重大事故等情報＝１０件】（５月８日〜５月１５日分）
（１）乗合バスの車内事故①
４月３０日（木）午後１２時２５分頃、長崎県の県道において、同県に営業所を置く乗合バスが運行中、乗客１名が負傷する車内事故が発生した。
この事故により、乗客１名が入院１４日を超える重傷となった。
事故は、バスの運転者が信号停止後、発車アナウンスをするとともに、立っている乗客がいないことをミラーで確認した上、ゆっくり発車したが、乗客が急に立ち上がり転倒した模様。

（２）乗合バスの車内事故②
５月１２日（火）午後２時４２分頃、千葉県の市道丁字路交差点において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客１５名を乗せて運行中、車内事故が発生した。
この事故により、車いすの乗客１名が重傷を負い、付き添っていた乗客１名が軽傷を負った。
事故は、バスが当該交差点を右折する際の遠心力により、車いすの乗客及び付添人が転倒した模様。

（３）貸切バスとダンプカーの正面衝事故
５月１１日（月）午前９時４０分頃、山梨県の国道において、静岡県に営業所を置く貸切バスが乗客４６名（添乗員１名を含む。）を乗せて運行中、対向してきたダンプカーと正面衝突した。
この事故により、バスの運転者１名及び乗客・添乗員の４５名が軽傷を負った。
事故は、ダンプカーがわき見運転により対向車線にはみ出した模様。

（４）法人タクシーの死傷事故①
５月７日（木）午前２時０分頃、神奈川県の国道（片側２車線）において、同県に営業所を置く法人タクシーが空車で運行中、他の車両にはねられた歩行者１名をさらにはねた。
この事故により、歩行者は死亡した。
事故は、横断禁止道路を横断していた歩行者が、第２車線を走行していた乗用車にはねられたことにより、第１車線に放り出され、第１車線を走行していた乗用車及び当該タクシーの合計３台にはねられた。

（５）法人タクシーの死傷事故②
５月８日(金) 午前０時３８分頃、東京都の都道交差点において、都内に営業所を置く法人タクシーが空車で運行中、横断歩道上を右方向から横断してきた自転車をはねた。
この事故により、自転車乗りの１名が死亡した。
事故は、タクシーが交差点を赤信号で停止した後、青信号に変わり発進し、右折の途中において、衝突位置から約５ｍ手前で自転車に気づき急ブレーキをかけたが間に合わず衝突した。

（６）個人タクシーの衝突横転事故
５月１０日（日）午前０時３０分頃、沖縄県の県道交差点において、同県に営業所を置く個人タクシーが空車で運行中、対向してきた乗用車と正面衝突し、横転した。
この事故により、個人タクシーの運転者が軽傷を負い、乗用車の運転者が重傷を負った。
事故は、タクシーが交差点を左折して合流するため一時停止していたところへ、対向車線から中央分離帯を乗り越え進入してきた乗用車が衝突した。
乗用車の運転者は酒気帯び運転であった模様。

（７）法人タクシーの衝突事故
５月１１日（月）午後３時５５分頃、静岡県の市道交差点において、同県に営業所を置く法人タクシーが乗客１名を乗せて運行中、乗用車と衝突した。
この事故により、タクシーの乗客１名が重傷を負い、タクシーの運転者が軽傷を負った。
事故は、タクシーが信号の無い交差点を直進しようとしたところ、乗用車が同交差点の右方向から一時停止を無視して進入してきたため、タクシーは乗用車の左側面に衝突した。
なお、乗客はシートベルトを装着していなかった模様。

（８）個人タクシーの死傷事故
５月１１日（月）午後１０時２２分頃、東京都の都道交差点において、都内に営業所を置く個人タクシーが空車で運行中、歩行者１名をはねた。
この事故により、歩行者が死亡した。
事故は、タクシーが青信号にて交差点を直進したところ、交差点先の横断歩道上を、歩行者が右側から信号を無視して横断してきた模様。

（９）トラックの正面衝突事故
５月１２日（火）午後４時３０分頃、兵庫県の国道において、同県に営業所を置くトラックが運行中、対向してきた乗用車と正面衝突した。
この事故により、乗用車の乗員２名が死亡した。
事故は、乗用車がセンターラインを超え対向車線に進入した模様。

（１０）トラックのひき逃げ死傷事故
５月１３日（水）午前３時３０分頃、神奈川県の市道において、同県に営業所を置くトラックが運行中、歩行者をはねて、そのまま走り去った。
この事故により、歩行者は死亡した。
事故は、横断歩道のない片側２車線の直線道路で、はねられた男性は車道のセンターラインの近くを歩いていた模様。

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