「事業用自動車安全通信」第295号(H27. 4.17)

事業用自動車安全通信」第295号(H27. 4.17)

=目 次=
1.重大事故等情報=7件(4月10日〜4月16日分)
(1)乗合バスと乗用車の衝突事故
(2)法人タクシーの死傷事故
(3)法人タクシーとトラックの衝突事故
(4)法人タクシーの死傷事故
(5)トラックの酒気帯び物損事故
(6)トラックの横転事故
(7)自家用有償旅客運送自動車(福祉有償運送)の衝突事故

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【1.重大事故等情報=7件】(4月10日〜4月16日分)
(1)乗合バスと乗用車の衝突事故
4月12日(日)午後1時9分頃、神奈川県の県道において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客12名を乗せて運行中、対向車線からセンターラインを越えてきた乗用車と正面衝突した。
この事故により、乗用車の運転者が死亡し、乗用車の同乗者1名及び当該バスの運転者並びに乗客1名が軽傷を負った模様。
事故は、対向車線で駐車しようとしていた乗用車が突然、センターラインを越えてきたため、クラクションを鳴らし急ブレーキを掛けたが間に合わず、正面衝突したもの。

(2)法人タクシーの死傷事故
4月10日(金)午前0時30分頃、広島県の県道交差点において、同県に営業所を置くタクシーが空車で運行中、交差点右側から小走りで渡ってきた歩行者と衝突する死傷事故が発生した。
この事故により歩行者が死亡した。
事故は、タクシーが雨で視認が悪い中、交差点の信号が黄色に変わったにもかかわらずそのままの速度で通過しようとしたこと、及び歩行者が横断歩道のない場所(数メートル先には横断歩道がある)を横断したため発生した模様。

(3)法人タクシーとトラックの衝突事故
4月11日(土)午前3時20分頃、埼玉県の交差点において、東京都に営業所を置くタクシーが乗客1名を乗せ運行中、神奈川県に営業所を置く事業用トラックと衝突した。
この事故によりタクシーの乗客がくも膜下出血の重傷を負い、タクシー運転者が軽傷を負った模様。
事故は、タクシーが赤信号に気づかず信号無視により交差点に進入し、左側から青信号で直進してきたトラックと左側面を衝突し、さらに交差点脇の縁石とポールに衝突したもの。

(4)法人タクシーの死傷事故
4月15日(水)午後8時30分頃、香川県の県道において、同県に営業所を置くタクシーが乗客1名を乗せ運行中、道路上横臥者に当該車両の左前方部分を接触させた。
この事故により、路上横臥者が死亡した。
タクシーの運転者及び乗客にけがはなかった。
事故の原因は現在調査中。

(5)トラックの酒気帯び物損事故
4月14日(火)午前11時45分頃、埼玉県の市道において、千葉県に営業所を置くトラックが軽乗用車と接触事故を起こして逃走した。
その後、警察に発見された際、当該トラック運転者の呼気からアルコールが検出され、運転者は逮捕された模様。

(6)トラックの横転事故
4月16日(木)午後4時30分頃、大阪府の国道交差点において、和歌山県に営業所を置くトラックが片側2車線の右側を運行中、車道を横断していた歩行者を認め衝突を避けようとしたところ、中央分離帯に衝突し、はずみで横転したため、歩行者1名がトラックの下敷きになった。
この事故により、歩行者は病院へ搬送されたが、その後死亡した。
トラックを運転していた運転者は逮捕された模様。

(7)自家用有償旅客運送自動車(福祉有償運送)の衝突事故
4月14日(火)午後4時15分頃、北海道の道道において、道内に事務所を置く自家用有償旅客運送自動車(福祉有償運送)の軽乗用車が、前方に停車していたトラックに衝突した。
この事故により、自家用有償旅客の乗客1名が腰の骨を折るなどして病院に搬送されたがその後、死亡した。また、福祉有償運送の運転者は軽傷を負った。トラック運転者にはけがはなかった模様。
当時の天候は霧雨で濃霧も発生しており、路面は下り坂で濡れた状態であった模様。
事故の原因は現在調査中。

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