「事業用自動車安全通信」第２８９号（Ｈ27． 3． 6）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝６件（２月２７日〜３月５日分）
（１）乗合バスの死傷事故
（２）乗合バスの車内事故
（３）貸切バスの衝突事故
（４）個人タクシーの健康起因事故
（５）法人タクシーの衝突事故
（６）タンクローリーなど８台が関係する玉突事故

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【１．重大事故等情報＝６件】（２月２７日〜３月５日分）
（１）乗合バスの死傷事故
２月２８日（土）午前８時４分頃、北海道の市道交差点において、道内に営業所を置く乗合バスが横断中の歩行者を巻き込む死傷事故が発生した。
この事故により当該歩行者は死亡した。
事故は、当該バスが交差点において右折の際、横断中の歩行者を巻き込んだもの。
当時、当該バスは乗客１０名が乗車していたが、いずれもケガはない。

（２）乗合バスの車内事故
３月２日（月）午後２時２０分頃、北海道の道道において、道内に営業所を置く乗合バスが、道路にたまった吹きだまりの雪に車両が乗り上げ、車両が大きく上下にバウンドしたはずみで、車両最後部の座席に座っていた乗客１名が骨折の重傷を負った。
当時、当該バスは乗客１６名が乗車していたが他にけが人はいない。

（３）貸切バスの衝突事故
３月１日(日)午後０時２０分ごろ、静岡県の県道において、山梨県に営業所を置く貸切バスが緩やかなカーブを走行中、左前輪が側溝に脱輪し、道路脇のコンクリートの法面にぶつかる事故が発生した。
この事故により、乗客１名が左足を骨折する重傷、その他乗客１６名及び運転者が打撲等の軽傷を負った模様。
事業者によると、当該運転者はペットボトルのふたが開いていたことが気になり、ふたを閉めようとしたところ、緩い右カーブにもかかわらずそのまま直進する形で脱輪し、道路左側のコンクリート壁に衝突したとのこと。

（４）個人タクシーの健康起因事故
２月２７日（金）午後２時１０分頃、静岡県の国道の交差点で、同県に営業所を置く個人タクシー（空車）が、中央分離帯を越え対向車線のトラックに接触した。
さらにタクシーは走り続け、歩道に乗り上げフェンスに衝突した。
タクシーの運転者は２時間半後に死亡、トラックの運転者にケガは無かった。
タクシー運転者に外傷がなかったことから病死とみられる模様。

（５）法人タクシーの衝突事故
３月１日（日）午後３時２０分頃、愛知県の県道の交差点において、同県に営業所を置く法人タクシーが乗客３名を乗せ運行中、左から交差点に進入してきた乗用車と衝突し、そのはずみで前方左にある電柱に衝突した。
この事故により、タクシーの乗客１名が重傷、もう一人の乗客１名と当該タクシーの運転者が軽傷を負った。
事故当時、当該タクシーは救急車の通行があったため当該交差点で停止し、救急車が通過後に当該タクシーが発進したところ、当該タクシーから見て左側から当該交差点に進入した乗用車と衝突した。

（６）タンクローリーなど８台が関係する玉突事故
３月５日（木）午前１０時５０分頃、神奈川県の高速道路において、渋滞で減速していた車両の列に、愛知県に営業所を置くタンクローリーが追突し、合計８台が関係する玉突き衝突事故が発生した。
この事故であわせて１２名が軽傷を負った模様。

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