「事業用自動車安全通信」第284号(H27.1.30)

事業用自動車安全通信」第284号(H27.1.30)

=目 次=
1.重大事故等情報=7件(1月23日〜1月29日分)
(1)乗合バスの車内事故①
(2)乗合バスの死傷事故
(3)乗合バスの車内事故②
(4)乗合バスの酒気帯び運転
(5)法人タクシーが酒気帯び運転で追突事故
(6)法人タクシーの死亡事故
(7)個人タクシーの死亡事故

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【1.重大事故等情報=7件】(1月23日〜1月29日分)
(1)乗合バスの車内事故①
1月24日(土)午前10時頃、東京都の都道のバス停において、都内に営業所を置く乗合バスの車内事故が発生した。
事故は当該バス停から乗車してきた乗客が横向きの優先席に座ろうとしたところ、着座前に発車し、女性が転倒し重傷を負ったもの。

(2)乗合バスの死傷事故
1月25日(日)午後6時50分頃、福島県の県道において、同県に営業所を置く乗合バスが運行中、歩行者をはねる事故が発生した。
この事故により当該歩行者が死亡した。
事故発生時、乗客は乗っていなかった。

(3)乗合バスの車内事故②
1月26日(月)午前8時31分頃、神奈川県の鉄道駅において、同県に営業所を置く乗合バスで乗客が転倒し負傷する車内事故が発生した。
この事故により、当該乗客は骨折の重傷を負った。
事故は、当該バスが乗客6名を乗せて終点のバス停に停車し扉を開けようと、扉開閉操作を行ったところ、シフトがドライブレンジのままであったため安全装置が作動し、前扉は開いたが中扉が開かなかったので、両方の扉の開閉操作を数回行ったため、開いていた前扉が閉まり、降車しようとしていた当該乗客を挟んだもの。

(4)乗合バスの酒気帯び運転
1月28日(水)、大分県において、同県に営業所を置く乗合バスの酒気帯び運転が発覚した。
当該乗務員が、遠隔地車庫から始業乗務時に所属営業所と電話による点呼時に携帯型アルコール検知器で検査を行い、乗務を開始したが、最初の乗務を終了後に所属営業所においてアルコール検知器による検査の際、酒気帯び(0.170mg/l)の反応がでた。
事業者によると、当該乗務員は、運行前日は公休で午後6時頃から焼酎水割りを2合程度飲酒し、午後9時頃就寝したと話している模様。

(5)法人タクシーが酒気帯び運転で追突事故
1月24日(土)午前1時30分頃、兵庫県の国道において、同県に営業所を置く法人タクシーが乗客3名を乗せ運行中、信号待ちの乗用車に追突した。
この事故により乗用車の乗員1名と、当該タクシーの乗客1名が病院で診察を受けた。
この際、当該タクシー運転手は飲酒していた模様で、警察に拘留された。
事業者によると、当該運転者は、乗務前の点呼でアルコール検知器により検査を行ったが、アルコールは検出されなかったとのこと。

(6)法人タクシーの死亡事故
1月25日(日)午前1時13分頃、東京都の国道の交差点において、都内に営業所を置く法人タクシーが乗客1名を乗せ片側3車線の第三車線を青信号で運行中、右側から飛び出してきた歩行者をはねた。
この事故により、当該歩行者が死亡した。
事故当時、当該歩行者は酒に酔っていた模様。

(7)個人タクシーの死亡事故
1月28日(水)午前2時30分頃、東京都の都道において、都内に営業所を置く個人タクシーが空車で走行中、前を走行していた車両がはねたとみられる歩行者を轢過した。
これにより、当該歩行者は死亡したが、事故現場の道路を横断中だったのか、前の車両がはねる前に倒れていたのか等、どの時点で死亡したのかは不明。
前を走行していた車両はその場を立ち去った模様。

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