「事業用自動車安全通信」第２７０号（Ｈ26．10．17）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝５件（１０月１０日〜１０月１６日分）
（１）乗合バスの車内転倒事故
（２）乗合バスの運転者の健康起因による衝突事故
（３）タクシーがアクセルとブレーキを踏み間違え正面衝突した事故
（４）高速乗合バスよる単独衝突事故
（５）乗合バスに軽自動車が衝突した事故

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【１．重大事故等情報＝５件】（１０月１０日〜１０月１６日分）

（１）乗合バスの車内転倒事故
１０月１３日（月）午前１０時５６分頃、東京都の区道において、都内に営業所を置
く乗合バスが乗客約２５名を乗せ運行中、優先席付近に立っていた乗客が、吊り革を
譲られたところ、それを掴み損ねて転倒、左大腿骨を骨折する重傷を負った。バス
は、時速２０キロくらいで走行していた模様。

（２）乗合バスの運転者の健康起因による衝突事故
１０月１３日午後６時２０分頃、長崎県において、同県に営業所を置く乗合バスが空
車で運行中、運転者が脳内出血と思われる要因により意識を失い、対向車線を走行し
ていた別事業者の乗合バスに正面衝突した。当該運転者は、事故後救急搬送され、現
在意識不明の状態である模様。事故当時、衝突された乗合バスには乗客が５名乗車し
ていたが、乗客乗員に負傷者は無かった。

（３）タクシーがアクセルとブレーキを踏み間違え正面衝突した事故
１０月１０日（金）午後３時５０分頃、岩手県の国道において、同県に営業所を置く
タクシーが乗客３名を乗せ発進しようとした際、アクセルとブレーキを踏み間違え、
駐車車両に衝突しそうになった。また、衝突を回避するために国道に出たところ中央
分離帯を越えて対向車線のガードレールに衝突した上、大型ダンプに正面衝突した。
この事故により乗客１名が大腿骨骨折の重傷を負い、また乗客２名が軽傷を負った模
様。大型ダンプは、タクシーがガードレールに衝突した様子を見て停車していた。

（４）高速乗合バスよる単独衝突事故
１０月１５日（水）午後４時１４分頃、東京都の首都高速トンネル内で、都内に営業
所を置く高速乗合バスが運転者１名で回送運行中、ガードレールに衝突した。
この事故により、当該バス運転者が病院へ搬送されたがその後死亡が確認された。な
お、ブレーキ痕が２０メートル程あったとのこと。

（５）乗合バスに軽自動車が衝突した事故
１０月１６日（木）午後２時１０分頃、広島県の県道交差点で同県に営業所を置く乗
合ガスが乗客７名を乗せ運行中、右側より一時停止を無視し進入してきた軽自動車が
バス右側へ衝突した。その際、バスは避けようと左へハンドルを切り左側歩道へ乗り
上げて停車した。
この事故により、バスの乗客１名が重傷、１名が軽傷を負い、衝突した軽自動車の同
乗者１名も軽傷を負った模様。

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