「事業用自動車安全通信」第２６０号（Ｈ26．8．8）

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝５件（８月１日〜８月７日分）
（１）貸切バスの車両火災①
（２）貸切バスの車両火災②
（３）乗合バスとマイクロバスの衝突事故
（４）トラックが荷崩れを起こし、積荷の危険物が流出
（５）タンク車が横転、積荷の危険物が流出

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【１．重大事故等情報＝５件】（８月１日〜８月８日分）
（１）貸切バスの車両火災①
８月３日午後１時頃、静岡県内の高速道路において、大阪府に営業所を置く貸切バス
が乗客２８名、乗員２名を乗せ走行中、乗客より異臭がするとの申出を受けたため車
両を停止し荷物室を開けたところ、電気系統から出火しているのを発見した。火災
は、車両備え付けの消火器で消火し、乗客はガードレール外に避難させた。乗員、乗
客に負傷者はいない模様。

（２）貸切バスの車両火災②
８月３日午前９時２０分頃、長野県の国道において、同県に営業所を置く貸切バスが
乗客２６名を乗せて運行中、上り坂でエンジンがふけなくなり、車両左側下部から煙
が見えたため、路肩に停車させた。
乗務員が降車して確認したところ、エンジン下部から炎が見えたため乗客を降ろし、
消防に連絡を行ったが、消火活動前に全焼に至った。この車両火災による負傷者はい
ない。

（３）乗合バスとマイクロバスの衝突事故
８月４日午後２時５分頃、東京都の高速道路において、東京都に営業所を置く貸切バ
ス（乗客７名）が走行中、前方を走行する乗合バス（乗客１３名）に追突した。
この事故で、貸切バスの乗客４名と乗合バスの運転者１名、乗客９名の合計１４名が
軽傷を負った。貸切バスの運転者には負傷なし。事業者によると、運転者がわき見運
転をし、渋滞で停止していた乗合バスに追突したとのこと。

（４）トラックが荷崩れを起こし、積荷の危険物が流出
８月７日午前５時頃、大分県の国道において、福岡県に営業所を置くトラックがオキ
シドールを入れたポリタンク４００本を積んで走行中、右カーブに進入したところ、
荷崩れを起こし２０本のポリタンクが落下、そのうち３本が破損したことにより、オ
キシドールが流出した。
この事故による負傷者はなし。また流出物による被害もなかった。

（５）タンク車が横転、積荷の危険物が流出
８月７日午前８時５０分頃、熊本県の国道において、大分県に営業所を置くタンク車
が、危険物のベンゼンを積載して走行中、右カーブ進入時に、対向車線に入り、その
まま右斜面に乗り上げ、横転した。
この事故により、タンク内から積荷のベンゼンが一部流出した。
この事故による負傷者はなし。また、積載物漏洩による二次被害もなかった。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇