「事業用自動車安全通信」第243号(H26.4.11)

事業用自動車安全通信」第243号(H26.4.11)

=目 次=
1.重大事故等情報=6件(4月4日〜4月10日分)
(1)高速乗合バスが左側ガードレールに接触し乗客が負傷した事故
(2)乗合バスの車内事故
(3)乗合バスが対向車と正面衝突した事故
(4)乗合バスが右折トラックと衝突した事故
(5)タクシーが路上に倒れる人を轢いた事故
(6)酒気帯び運転の大型トラックが対向のトラックに正面衝突した事故


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【1. 重大事故等情報=0件】(4月4日〜4月10日分)
(1)高速乗合バスが左側ガードレールに接触し乗客が負傷した事故
4月6日(日)午後2時頃、長野県の高速道路において、同県に営業所を置く高速乗
合バスが、左側のガードレールに接触し、走行車線に停車した。
この事故により、乗客(74歳、女性)が腰椎骨折の重傷を負った。
事故当時、当該バスの運転者は、走行中に運転席の横まできた乗客からの問い合わせ
を受けた際に脇見運転となり、ガードレールと接触し、その反動で当該乗客がバラン
スを崩して、車両に腰をぶつけた模様。


(2)乗合バスの車内事故
4月7日(月)午前10時25分頃、青森県において、同県に営業所を置く乗合バス
が乗客2名を乗せて運行中、渋滞のため停車し、再び発車したところ、乗客(90
歳、男性)が転倒した。
この事故により当該乗客が大腿骨を折る重傷を負った。
当該乗客は、バスが渋滞で停車した際に、停留所に到着し停車したものと勘違いし、
席を立って車両前方へ移動していたところ、運転者はそのことに気づかずバスを発車
させ、乗客が転倒した音で初めて気づいた模様。

(3)乗合バスが対向車と正面衝突した事故
4月7日(月)午後10時15分頃、奈良県において、同県に営業所を置く乗合バス
が乗客11名を乗せて運行中、センターラインを超えて対向してきた軽自動車と正面
衝突した。
この事故により、当該バスの乗客1名が顔面打撲の軽傷、当該軽自動車の運転者が死
亡した。
事故現場は、片側1車線の直線道路で、当該乗合バスの運転者は、対向車線にはみ出
してきた当該軽自動車を確認し、急ブレーキを踏んだが間に合わず正面衝突した模
様。

(4)乗合バスが右折トラックと衝突した事故
4月8日(火)午前9時頃、岡山県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客2
8名を乗せて運行中、対向車線を走行していた自家用トラックが急に当該バスの前方
を右折してきたため、衝突を避けようと急ブレーキにて停車した際、車両中央に立っ
ていた乗客(女性、64歳)が転倒した。
この事故により、当該乗客が背骨を骨折する重傷を負った。
事故現場は片側1車線の直線道路で、事故当時、当該トラックは反対車線側にある商
店に入ろうと急に当該バスの前方を右折した模様。

(5)タクシーが路上に倒れる人を轢いた事故
4月8日(火)午前0時55分頃、神奈川県において、同県に営業所を置くタクシー
が空車で走行中、路上に横臥していた男性を轢いた。
この事故により、当該男性が死亡した。
当該男性が横臥していた原因等については、現在調査中。

(6)酒気帯び運転の大型トラックが対向のトラックに正面衝突した事故
4月6日(日)午前1時頃 京都府において、奈良県に営業所を置くトラックが、反
対車線に侵入して対向のトラックと正面衝突した。
この事故により、対向のトラックの運転者が重傷を負い、当該トラックの運転者に怪
我はなかった。
事故後、当該トラックの運転者からアルコールが検知され、酒気帯び運転であった模
様。

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