「事業用自動車安全通信」第241号(H26.3.28)

事業用自動車安全通信」第241号(H26.3.28)

=目 次=
1.重大事故等情報=7件(3月20日〜3月27日分)
(1)乗合バスの車内事故1
(2)乗合バスの車内事故2
(3)乗合バスが乗客を轢過した事故
(4)乗合バスの車内事故3
(5)乗合バスが歩行者を撥ねた事故
(6)タクシーが横臥していた人を轢いた事故
(7)タクシーと自転車が接触した事故

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【1.重大事故等情報=7件】(3月20日〜3月27日分)
(1)乗合バスの車内事故1
3月19日(水)午前10時頃、兵庫県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗
客約60名を乗せて運行中、急ブレーキをかけたところ、乗客12名が転倒等により
軽傷を負った。
事故当時、当該バスが走行車線を走行中、追い越し車線から乗用車が急に進路変更し
てきたため、急ブレーキをかけたところ乗客がバランスを崩し転倒した模様。
 
(2)乗合バスの車内事故2
3月20日(木)午前7時頃、東京都において、都内に営業所を置く乗合バスが乗客
約20名を乗せて運行中、乗客1名(女性、62歳)が転倒した。
この事故により、当該乗客が左手首を骨折する重傷を負った。
事故当時、当該バスの運転者が停車するバス停手前の交差点の信号が赤であることに
気付かずそのまま進行しようとしていたため、添乗していた指導員が口頭で「赤であ
ること」を告げたところ、急停車したため当該乗客がバランスを崩し転倒した模様。

(3)乗合バスが乗客を轢過した事故
3月20日(木)午前8時頃、神奈川県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗
客63名を乗せて運行中、バス停で5名を乗車扱いし満車となったため、乗り切れな
かった数名に後発のバスに乗車するよう説明した。
その後、前扉が閉まらず車内に詰めてもらったところ、スペースが空いたと思い乗り
切れなかった乗客(女性、54歳)が車両に足先を掛けたが、当該バスの運転者が扉
を閉め、足が挟まれていることに気がつかず発車したため、当該乗客がバランスを崩
し転倒、右足を左前輪で轢過された。
この事故により、当該乗客が右足の指を骨折する重傷を負った。

(4)乗合バスの車内事故3
3月22日(土)午後1時10分頃、沖縄県において、同県に営業所をおく乗合バス
が乗客10名を乗せて運行中、当該バスが発車する際に乗客1名(女性、78歳)が
転倒した。
この事故により、当該乗客が左上腕骨折の重傷を負った。
事故当時、当該バスの運転者は、バス停を発車したところ、当該バス停から乗車しよ
うとした乗客を確認したため、約15メートル走行したところで停止し、当該乗客を
乗車させ発車したが、まだ席に着いてなかったため車内でバランスを崩し転倒した模
様。

(5)乗合バスが歩行者を撥ねた事故
3月26日(水)午後2時10分頃、静岡県において、同県に営業所を置く乗合バス
が乗客8名を乗せて運行中、交差点を右折時に横断歩道を横断中の歩行者を撥ねた。
この事故により、当該歩行者が死亡、乗客に怪我はなかった。
事故現場は片側1車線の信号のある交差点で、事故当時、当該歩行者は当該バスから
見て左から右方向へ横断していた模様。

(6)タクシーが横臥していた人を轢いた事故
3月26日(水)午前2時10分頃、埼玉県において、同県に営業所を置くタクシー
が空車で走行中、路上に横臥していた人を轢いた。
この事故により、当該タクシーに轢かれた人が死亡した。
事故の原因等について現在調査中。

(7)タクシーと自転車が接触した事故
3月26日(水)午前7時40分頃、東京都において、都内に営業所を置くタクシー
が乗客1名を乗せて運行中、対向車線から飛び出して来た自転車が目前で転倒した
為、これを避けきれず接触した。
この事故により、当該自転車乗りが死亡、乗客に怪我はなかった。

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