「事業用自動車安全通信」第236号(H26.2.21)

事業用自動車安全通信」第236号(H26.2.21)

=目 次=
1.重大事故等情報=8件(2月14日〜2月20日分)
(1)乗合バスにトラックが追突した事故
(2)乗合バスの車内事故1
(3)乗合バスが軽自動車に追突した事故
(4)乗合バスが歩行者を撥ねた事故
(5)乗合バスの車内事故2
(6)タクシーの酒気帯び運転事故
(7)タクシーとオートバイが衝突した事故
(8)タンクトレーラの転落事故

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【1.重大事故等情報=8件】(2月14日〜2月20日分)

(1)乗合バスにトラックが追突した事故
2月14日(金)午前9時頃、岩手県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客
3名を乗せて停留所で降車扱い中、自家用トラックが追突した。
この事故により、乗客1名が右上腕骨折の重傷、もう1名が軽傷を負った。
事故現場は、見通しの良い平坦な直線道路で、事故当時、当該トラックの運転者が脇
見運転をしていた模様。

(2)乗合バスの車内事故1
2月15日(土)午後1時45分頃、大阪府において、府内に営業所を置く乗合バス
が乗客25名を乗せて運行中、乗客1名(女性、92歳)が転倒した。
この事故により、当該乗客が右大腿骨を骨折する重傷を負った。
事故当時、停留所から乗車してきた当該乗客が右手に杖、左手で握り棒を持ち立って
いたところ、当該バスが発車した際の動揺によりバランスを崩し、床に尻餅をつく状
態で転倒した模様。

(3)乗合バスが軽自動車に追突した事故
2月17日(月)午後3時5分頃、愛知県において、同県に営業所を置く乗合バスが
乗客2名を乗せて運行中、前方を走行していた軽自動車に追突し、このはずみで乗客
1名(女性、49歳)が車内で転倒した。
この事故により、当該乗客が死亡した。
事故現場は、片側1車線の直線道路で、事故当時、当該軽自動車がコンビニに入るた
め右折をしようとしたところ、当該バスが追突を回避するため急ブレーキをかけたた
め、当該乗客が車内の握り棒で頭を打った模様。
なお、当該乗客は当該バスの一番前方の座席に座っていた模様。

(4)乗合バスが歩行者を撥ねた事故
2月17日(月)午後4時40分頃、神奈川県において、同県に営業所を置く乗合バ
スが乗客15名を乗せて運行中、交差点で歩行者を撥ねた。
この事故により、当該歩行者が死亡した。
なお、乗客及び運転者に怪我はなかった。
事故当時、当該乗合バスが当該交差点を右折する際に横断歩道を横断していた当該歩
行者を撥ねた模様。

(5)乗合バスの車内事故2
2月18日(火)午後3時40分頃、北海道において、道内に営業所を置く乗合バス
が乗客13名を乗せて運行中、雪の段差により車両が跳ね上がり、最後部の座席に
座っていた乗客1名(女性、78歳)が腰椎圧迫骨折の重傷を負った。
事故当時、当該乗合バスが交差点を通過する際に車内マイクにて注意喚起をし、減速
して進入したものの予想以上に段差が大きく車両がバウンドした模様。

(6)タクシーの酒気帯び運転事故
2月16日(日)午前8時40分頃、鹿児島県において、同県に営業所を置くタク
シーが乗客1名を乗せて運行中、軽乗用車と衝突した。
この事故により、当該軽乗用車の乗員が首に痛みを訴えた模様。
事故当時、当該タクシーの運転者は、乗客を病院に送る途中であったため、当該軽乗
用車の乗員を乗せて病院へ向かい、その後事故現場へ戻ってきた際にアルコール検査
をしたところ、アルコールが検出されたことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)
の疑いで逮捕された模様。
当該運転者は、前夜飲酒しており、当日の朝、運行管理者からの乗務前点呼(アル
コールチェック)を受けずに出庫した模様。

(7)タクシーとオートバイが衝突した事故
2月18日(火)午後8時25分頃、広島県において、同県に営業所を置くタクシー
が乗客1名を乗せて運行中、交差点を右折する際対向してきたオートバイと衝突し
た。
この事故により、当該オートバイの運転者が死亡した。
なお、当該タクシーの運転者及び乗客に怪我はない。
事故現場は、見通しのよい片側2車線の直線道路で、事故当時、当該タクシーは当該
交差点を青信号で右折する際に一旦停止し、遠方に当該オートバイを確認したが右折
を始めたところ、目測より速く接近したため、当該オートバイが転倒状態(左側に倒
れ滑走状態)で当該タクシーの左後方部に衝突した模様。

(8)タンクトレーラの転落事故
2月16日(日)午前7時45分頃、静岡県において、同県に営業所を置くタンクト
レーラが走行中、約10メートル下の畑に転落した。
この事故により、当該トレーラの運転者が軽傷を負った。
事故当時、当該トレーラには約2万リットルのガソリンが積まれており、転落により
タンクの一部に亀裂が入り、ガソリンが少量漏洩した模様。
事故現場は、片側1車線の登り左カーブで、事故当時路面が凍結しており、左カーブ
に差しかかった際に右方向へスリップし、体制を立て直すためハンドルを左に切った
ところ、車体側面が左側のガードレールに衝突、そのままガードレールを突き破り転
落した模様。

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