「事業用自動車安全通信」第159号(H24.8.24)

事業用自動車安全通信」第159号(H24.8.24)

=目 次=
1.重大事故等情報=5件(8月17日〜8月23日分)
(1)観光バス他車3台が絡む事故、1名死亡、5名負傷
(2)タクシーの運転者が酒気帯び運転
(3)タクシーと乗用車が衝突、2重傷、1名軽傷
(4)個人タクシーが歩行者を撥ね、1名死亡
(5)トラック運転者の酒気帯び運転による事故、負傷者無し

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【1.重大事故等情報=5件】(8月17日〜8月23日分)
(1)観光バス他車3台が絡む事故、1名死亡、5名負傷
8月18日(土)午後0時30分頃、新潟県において、同県に営業所を置く観光バス
が回送中、前方を走行していた軽乗用車①が対向車線を走っていた軽乗用車②と普通
乗用車に相次いで衝突し、さらに当該普通乗用車が当該観光バスに接触した。
この事故により、衝突した当該軽乗用車①の運転者が死亡、対向車線の当該軽乗用車
②と当該普通乗用車に乗車していた計5人が打撲などの軽傷を負った。
観光バスは回送中であり、運転者と乗務員の2名が乗車していたが、怪我はなし。

(2)タクシーの運転者が酒気帯び運転
8月10日(金)7時30分頃、沖縄県において、同県に営業所を置くタクシーが走
行中、後ろから軽自動車に追突された。
警察が、事故現場の検証の際に、当該タクシーの運転者の呼気を確認したところ、呼
気1リットル当たり0.38ミリグラムのアルコールが検出されたため、警察は当該
タクシーの運転者を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。
当該運転者は、乗務前点呼を実施していなかった。ただし、運転者自身が乗務前にア
ルコールチェックを行った際には、アルコールは検出されなかったとのこと。
なお、当該運転者は、前日の午後10時頃までに泡盛の水割りを7〜8杯飲んでいた
模様。

(3)タクシーと乗用車が衝突、2名重傷、1名軽傷
8月17日(金)午前1時5分頃、兵庫県において、同県に営業所を置くタクシーが
乗客2名を乗せて走行中、交差点を直進しようとしたところ、対向車線から右折して
きた乗用車と衝突した。
この事故により、当該タクシーの乗客1名が重傷、乗客1名が軽傷を負い、運転者も
重傷を負った。
なお、右折してきた当該乗用車の乗員にけがはなかった。
事故現場の交差点には、左折・直進・右折の専用矢印信号が付いた信号機が設置され
ており、双方の運転者は自車側信号が優先であったと証言している模様。

(4)個人タクシーが歩行者を撥ね、1名死亡
8月18日(土)午前0時35分頃、東京都において、都内に営業所がある個人タク
シーが片側4車線道路の第2車線を走行していたところ、道路を横断していた歩行者
に気付かず撥ねた。
この事故により、道路を横断していた歩行者が死亡した。
死亡した歩行者は個人タクシーの運転者で、事故当時タクシーを第1車線に駐車して
おり、反対車線側から車両に戻るため道路を横断したところを撥ねられた模様。
事故現場は横断禁止場所であった。

(5)トラック運転者の酒気帯び運転による事故、負傷者無し
8月22日(水)午後5時40分頃、茨城県において、同県に営業所を置くトラック
が走行中、赤信号で停車していた乗用車に追突した。
この事故によるけが人はいなかった。
事故後、現場に駆けつけた警察官が当該トラックの呼気を確認したところ、基準値を
超えるアルコールが検出されたことから、当該運転者は道路交通法違反(酒気帯び
転)の疑いで逮捕された。
当該運転者は警察の調べに対して「お酒を一切飲んでいない」、「事故直前に栄養ド
リンクを飲んだ」と供述している模様。
なお、当該運転者に対する乗務前点呼の際に使用したアルコール検知器の数値に異常
はなかった模様。

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