「事業用自動車安全通信」第１４３号(Ｈ24．4．27)

＝目　次＝
１．重大事故等情報＝４件（４月２０日〜４月２６日分）
（１）乗合バスの車内事故１
（２）乗合バスの車内事故２
（３）乗合バスの車両火災
（４）トラックが乗用車に衝突した事故

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【１．重大事故等情報＝４件】（４月２０日〜４月２６日分）

（１）乗合バスの車内事故１
４月２０日（金）午前９時３５分頃、静岡県において、同県に営業所を置く乗合バス
が空車で運行中、バス停で乗車扱いし発車したところ、当該バス停から乗車してきた
乗客（女性、８６歳）が転倒した。
この事故により、当該乗客が右下腕を骨折する重傷を負った。
事故当時、当該乗客は当該バス停から乗車後一度着席したものの、乗車時にＩＣカー
ドを読み取り装置にかざし忘れたことから席を立ち、ＩＣカードをかざした後に再度
着席しようとしたところ、座席に立てかけていた傘が床に倒れていたため、当該傘を
拾おうと屈んだ際にバランスを崩し右手をついて転倒した模様。

（２）乗合バスの車内事故２
４月２１日（土）午後５時１０分頃、宮城県において、群馬県に営業所を置く貸切バ
スが乗客３４名を乗せて運行中、道路の段差（７センチ程度）を通過したところ、当
該バスがバウンドしたことにより乗客１名（女性、６６歳）が腰椎圧迫骨折の重傷を
負った。
事故当時、当該バスは制限速度内（制限速度時速６０キロメートルのところ５６キロ
メートル）で走行していた模様。

（３）乗合バスの車両火災
４月２３日（月）午前８時頃、広島県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客
約４０名を乗せて運行中、当該バスの運転者が、当該バスの運転者席の下部にあるク
ラッチ付近からの火花及び発煙を確認したことから、当該バスを最寄りのバス停に停
車し、乗客を避難させた後消防に通報した。
その後、当該バスの運転者は、当該バスに備え付けられていた消火器で消火した。
この火災により、当該バスの運転者席付近の床面が若干焼損したが、負傷者はなし。
なお、当該バスの乗客は後続のバスに乗り換えた模様。

（４）トラックが乗用車に衝突した事故
４月２０日（金）午前３時４０分頃、東京都の首都高速において、富山県に営業所を
置くトラックが走行中、路肩に停車していた乗用車に追突した。
この事故により、当該乗用車の乗員５名のうち、後部座席に乗っていた１名が死亡、
その他４名が軽傷を負った。
事故当時、当該乗用車は、パンクのため第１車線にはみ出した状態で停車しており、
ハザードランプの点灯や、停止表示器材の設置はなかった模様。
また、当該トラックの運転者は、脇見運転のため乗用車の発見が遅れたと話している
模様。

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